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Scribbles

-書き留めておきたいココロの動き-


  「二コ中」なデスクトップ
Date: 2002-09-15 (Sun)
「ニコチン中毒」ではなくて、、、
つまり、こういうことです。

はぅ・・・

  INSOMNIA
Date: 2002-09-13 (Fri)
 「ネタバレ」というほどの「ネタ」はございませんでした。

 犯人を挙げる事に熱心なばっかりに、ちょっと道を踏み外してしまった刑事の物語です。宣伝文句はすっかり頭から取り払って、人間ドラマとして観れば、問題ないでしょう。
 
 「アンチタイプキャスト」という言葉を掲げるほどのこともないと感じるのは、きっとロビン・ウィリアムズの役作りが巧い、ということなんでしょうね。違和感を持たせないフィンチでした。でもそれが、勝手なもので、なんか物足りない。根っからの極悪人、という設定だと思い込んでたあたしが悪いのよね、きっと・・・

  [Wind Talkers] ネタバレにご注意ください!
Date: 2002-09-06 (Fri)
 昨夜は“ぼこっ”っと音を立てて凹みました・・・(謎)

 で、今日はタイミングよく、ある映画館の「レディースディ」! (なんの関係があんのか分かんないとは思いますが・・・爆)「ウィンドトーカーズ」へ、二コちゃんに逢いに行きましたよん。
(まだ上映中のところもあるし、まだ観てない方はネタバレ注意!)

 オープニングは静かなアリゾナ州の真ん中。兵役に就くナバホ族の男たちがバスに揺られます。このナバホ族のベンがまたイイオトコ!しかしあたしは、二コちゃんの登場を今か今かと待ちわびるのでした。

 で、出ました! カメラは突然二コちゃんのどアップ! アハァ〜〜ン(でれでれ)。思わず「パチンコ!」と叫びたくなったわ。それにしても久しぶりに大スクリーンで観ると、す・て・き。。。 もうこれでここへ来た甲斐があったというものさね。

 チックと呼ばれるヤツが後半で、戦争の無意味さをとてもよく表すセリフを言う。あのラインは実によかった。それとクリスチャン・スレーターの存在感も邪魔にならない、程よい感じで○。二コちゃん? うふふ、彼はそこにいればいいの・・・ なんでもありだわん。(桃色吐息)・・・とはいうものの、ナバホ族のお祈りやお呪いに素直な反応が出来なかった、二コちゃん扮するジョーが、最後を迎えるときの「お祈り」のお芝居は、ちとコケた・・・(汗)

 で、ほんの一言だけ・・・

 「プライベートライアン」を彷彿とさせる銃撃戦、、、これが長い上に盛りだくさん!それも、日本兵が相手だし、あたしが生まれるほんの14、5年前のセッティングだもんで、妙にリアリティーありあり。言い様のない悲しさは全編通して感じます。でも、あれを半分にしたら映画は一時間と続かないんじゃなかろうか・・・ 確かに内容は濃いし、強いメッセージは響いてくるんだけど。。。


  そう言えば・・・
Date: 2002-06-24 (Mon)
 ちょっと前になるけど、「I am Sam」の試写会へ行った。

 「Casualties」でショーン・ペンを初めて知ったのだけど、このとき見せた悪たれぶりは、もちろん微塵も感じさせなかった。「俺たちは天使じゃない」でロバート・デ・ニーロと共演して、かなりデ・ニーロを食っていたにもかかわらず、あたしにとっては「Casualties」での「やなヤツ」的印象が強すぎた。だから、いい意味で予想に反してた。

 親は、完璧である必要は決してない。できないことがあっていい。同じ人間なのだから、子供より優れているはずがない。威厳なんていらない。ほんのちょっと違うことと言えば、それは経験だ。いつも思ってきたことだが、それをこの映画では(極端な手法ではあるが)よく現していると思う。でももっと大切なのは、Samがその純粋さで周りの人たちを次第に変えていく点だろう。現実にはまず起こりえないかも知れないことだが、願いとして込められているのを感じる。能力+お金=幸せ、という、世の多くの人が持つ方程式は、モノが乏しかった時代の過去のものなのだ。

 愛くるしすぎるルーシーと、研究しまくったと想像されるショーン・ペンのSamに、あっけなく引きずり込まれ、全編涙、涙、涙。

 日本では、こういうタイプの映画が創られることはまずないだろうし、創られたとしてもここまでメジャーには公開されないだろう。障害者に対する土壌の違いを明らかに感じる。ルーシーの靴を買うシーンがそれを如実に現していると思った。

 いい映画は、やっぱり助演が文句なくいい!子供達を連れてもう一度観ようと思う。

  ジョディ・フォスターの誤算
Date: 2002-06-09 (Sun)
 実に遅ればせではあるが、「ハンニバル」君のヴィデオを観た。ウン、なかなかにおもしろかった。と言っても、あたしは別にスプラッターファンでは決してなく、「羊たちの沈黙」でのDr.レクターとFBI捜査官クラリスの関係が、どう進展するかがずっと気になってたわけ。

 進むにつれ、素晴らしい知性と、恐ろしい猟奇とが共存するレクターに何故か加担してしまう。ヴァージャーの手下に捕えられたとき、映画なんだからここでレクターが殺されるはずがない、と分かっていても、「あ〜ん、やだぁ、ドジ!」とか思ってしまうから不思議だ。そしてクラリスに助けられたとき、ホッとする自分。そう思わせる、よく出来た映画だ。

 助けられた後、傷ついたクラリスを抱き上げて静かに去って行くレクター。そう、レクターは決して慌てないのだ。全て計算された時間の中で優雅に振る舞う。誠にもって“graceful”なのである。それがレクターの信条。そして、「人としての敬意」に執着している。ここが彼の“お仕置き”のポイント。

 確かに、目を覆いたくなるシーンは3箇所ほどあったが、決してそれらがこの映画のメインではないのであって、レクターという人物を表すには必要なのだ。それはそれで目を覆って観ればいい。なんとも不思議な興味をそそられるのは、レクターとクラリスの関係なのだ。

 手首を切り落とすほどの刃物なら、なんとかして手錠を叩き切ることはできなかったのかと思うのだが、これも彼のクラリスへの想いを表現するのに必要だったのだろう。あの後、どこに“お弁当”を詰める時間が有ったのだろうと不思議だが、まぁそこは映画。必ずや「続編」があって欲しい。

 「ハンニバル」出演依頼を蹴ったジョディ・フォスターが、なんの余韻も残さない「パニックルーム」で満足しているとしたら、ちょっとがっかりである。

  これって・・・?!
Date: 2002-02-15 (Fri)
 今朝起きがけにTVをオンにすると、「花粉症に特効薬!」と、ある番組のニュースヘッドライン。長女を妊って間もなくのこと、黄砂が降ったある日、突然花粉症となりしばらく悩まされた経験がある私は、花粉症の辛さは知らないわけではない。「へぇー、それは喜ばしいことでないんかい!」と思った。

 朝餉の仕度をしながらいると、ようやく先ほどの「花粉症の特効薬」の件。「さて、一体全体どういう特効薬なんかいな?」と聞き耳を立てて手を動かしていると、どうも様子が違う。手を止めて顔を上げると、目に飛び込んできたのは、注射をされている杉の木の映像だった。
 「ちょ、ちょ、ちょっとぉ〜!それって違うでしょう!」

 まるで鬼の首でも取ったかのような薄笑いを浮かべた開発者。なんでも「雄花」の発生が9割近く抑えられるということだ。

 そんなに人間て偉いの?これって、違う。絶対違う。許せない。

  Artificial Intelligence (映画【A.I.】について兄と交わしたメール)
Date: 2001-11-18 (Sun)
Wed, 8 Aug -----------------------------------------
K■そっちでは【A.I.】 、いつ始まった?

P■いつやったかなぁ・・・金曜で終わってしまう

K■はよう見んさい!

Thu, 9 Aug -----------------------------------------
P■昼から行ってくるじょぉ〜こっそり一人で内緒で

K■難解な映画やから気をひきしめて見んしゃい。

K■どうやった?

P■
ウィリアム・ハートの「静かなる狂気」、健在でいい。あの未来でも「神とアダム」の話を引用してしまうところがアメリカ〜って感じ。人間のエゴの方に気が行ってしまって、親子の愛には残念ながらあまり共感できずに、ハンカチを用意するように、という忠告を素直に聞いて行ったけど、全く必要じゃなかった。
 観覧車が倒れたときにエンディングの予想がついてしまった。。。
 善意あふれる未来生物でよかったね。
 ところでアニキはA.I.観てどうやった?
 どうもロボットと人間の交流は苦手、、、【アンドリュー】もイマイチ感動できなかったし、、、血の通ってないロボット、というだけでもう感情移入できない。【ET】は、SFといえど、生物だからさ、ズルズル鼻垂らしたけどねぃ。

K■
FLESH FAIRのあたりなど構成上の意味はあるのだろうがかなり中だるみの感はする。兄貴が戻って来てからの生活の仕込みが後に繋げる上で足りない。弟をかばうそぶりは見せるもののやっぱりやりきれないところが人間らしくてよい。ロボ捨て山に連れていくまでの材料の積みかさねがもっと欲しい。

P■
先ずあのアニキがあんなふうに思いやりのない子に育ってしまってることに疑問が湧いてしまう、カプセルに入ってる子に本を読んでやるほど愛情を注いだ子があんなふうに嫌みなことをするはずがないと経験上確信するものがあるから、無理を感じてしまう。それは母親の視点かも知れない。モニカの揺れは痛いほどわかる。でもあたしなら最初からディヴィッドは受け容れない、と主観的に観てしまう。

K■
人間の薄情さをこんこんとDAVIDに説くGIGOLO JOEがよい。人間の身勝手さとプログラムされたロボットの一途さ(UNCONDITIONAL LOVE)の対照がよい。最後に登場する究極進化ロボットの情深さがよい。ブルーフェアリーまでをも登場させる彼らの思いやりがにくい。ちなみにメリルストリープがしゃべってた。ETのロボット版を期待してはいけない、あくまでもKUBRICKの作品やから。まだまだわからないところがいっぱいある。それにしてもオズメント少年のうまさよ・・・。

P■
ジゴロジョーは確かにいいね。最後に出て来る「種族」だけど、情や思いやりを持つものは「生物」と思いたい。アニキの言うように、あれはロボットなのだろうか・・・ ブルーフェアリーの声がメリルストリープだったとは、、、もう1回聞きたい。
ETのロボット版と思ってたわけじゃないけど、比較するとってことで、ロボ系はあくまでもマシンだと、どんな感情もプログラムされたものだと思ってしまってある意味最初から冷めた思いで観てしまうのだろうと思う。
ジゴロとディヴィッド、"まばたき"しなかったね。一度だけディヴィッドはロボ捨て山でモニカにすがって泣く時"まばたき"したけど。あれは演出なのだろうか、不可抗力なのだろうか、どっちでもイイことなのだろうか。

  『千と千尋の神隠し』
Date: 2001-08-07 (Tue)
 騙されたと思って観に行って下さい・・・というあるラジオ番組でのコメントを信じて、子どもたちと行って来ました。

 騙されてよかった。。。素晴らしいです。。。もともと「アニメ映画」は好きじゃないんです、が、宮崎監督がコレを最後にすると言っていたのを聞いて、観ておこうと思ったのです。

 大人の無神経さを見せつけられるオープニングに始まり、「八百万(やおよろず)の神」、「イモリの黒焼き」、実は「龍」だった「術使い」のハク、「電車」・・・最後に千とハクの謎が解けて「川」・・・ツボにはまりましたねぇ。(かなり個人的な事情です、、、)(-_-;)オイオイ

 ま、そんな事情は関係なく、是非是非、ご覧下さい。騙されて下さい。

  TANGOって・・・
Date: 2001-04-22 (Sun)
 "FLOWLESS"のヴィデオ紹介の記事の中に「タンゴ」とありますが、この映画の中で聴くタンゴは、あの、タッタッタッタッチャララン、タタタタ〜タ〜・・・っていうやつと違って、「へぇっ?これがタンゴ?」ってやつなんですよ。せつなくて物悲しくて、、、ダンスだって、あの、首がキュッキュッってやつじゃないんです。女性が足をクロスさせる動きも艶めかしくて、二人がぴたーってくっついて・・・溜息が出るほどなんですよ。
 実はそれが気になっていて、やっとある音楽関係の方にお尋ねすることができました。私がTANGOと認識していたのは「アルゼンチン・タンゴ」というものだそうで、TANGOにはそれだけじゃないものもあるということでした。なんだか、ブエノスアイレス派と呼べるものらしいのです。といってもこれは地域的な違いではないということなんですが、先ほどネットで検索しながらウロウロしてみました。読んでいてもどうもよくわかりません(汗)。ようするに、理屈はいいのです。どうしようもなくあの、せつない旋律をもう一度聴いてみたい、と思うのです。

  「なぜ勉強しなきゃいけないの?」
Date: 2001-04-17 (Tue)
 ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、朝のバラエティー(?)番組「ズームイン朝」では、子供に「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と訊かれたらアナタはどう答えますか・・・というのをこのところ何ヶ月か掛けてシリーズでやっていました。
 街頭インタビューでは、しっかり答えられない大人が多いのにビックリしました。そんな大人たちでも家に帰れば子供に「勉強しなさい」と言うのだろうか・・・ 因みにあたしは言いませ〜ん。勉強なんて、自分のためにするもの。人に言われて出来るものではありませんよ。目的もないのに努力できませんよね。
 興味深いのは、反対に子供たちへのインタビュー。「(同質問を)誰に答えて欲しいですか?」・・・なんとトップは石原慎太郎都知事。わかるような気がします。石原氏はもしかして「理想のお父さん像」なのかもしれないですね。周りにどう非難されようと意志を貫き(お母さんや子供たちの機嫌を取らない)、物事をよく知っていて(都合が悪くなっても黙りこまない)、冷静で(突然怒鳴らない)、クリーンで(呑んでだらしない姿をさらし、訳のわかんないことをぐだぐだ言わない)、背が高くてカッコイイ(お腹が出てくたびれた後ろ姿を見せない)。。。。。(爆)
 その都知事の定例記者会見で同質問をした模様を、今日の「ズーム・・・」で放映していました。スカッとしたね〜〜〜!
 「僕は勉強なんかしなくてもいいっていってるんだよ」「今の学校で教えてることなんてつまらないことばっかりじゃないですか」「学校ですら行かなくてもいいって言ってるんだよ」・・・こんな風に自信を持って自分の考えを、決して押しつけではなくはっきり子供に伝えられるお父さんはかっこいいなぁ〜〜。
 ・・・・・本題から大きく逸れてしまいました。なぜ勉強するかってぇと、、、ウチの場合「算数はぁ、物事を順序立てて考える習慣作り。国語はぁ、自分の思いを的確に人に伝えるための手段を身に付けるため。理科はぁ、世の中不変のものはないことを知って、今を大事に生きることを知るため。で、社会はぁ、歴史で人の愚かさ・賢さを知り、地理で自然の中で人が如何にちっぽけかを知り、政経で人が如何にくだらないことに一生懸命かを知るため・・・ちょっと過激??(爆)
 「やりたいことが見つかれば、自然と興味が出るから、そんとき頑張ればいい」と言うと、次男がね、「じゃ、僕のやりたいことってなに?」・・・そう、だから今、学校で勉強して、将来の選択肢を増やすのよ。

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