ファイアーウォール(国内全サーバ)
2003年12月から、国内サーバが構成しているLANと
外部インターネットの間にファイアーウォールを設置しました。 ファイアーウォールは LANの不正侵入や破壊行為を防御するため、 通過するネットワークトラフィックを監視して不正な動きを検知します。
また、IPアドレスごとにどのポートを開くかというセキュリティーポリシーを設定できます。 固有IPアドレスをご利用の場合、独自のセキュリティポリシーが設定可能です。
信頼性(RAID5と非RAID)
国内高速、国内高速大容量コースのサーバはハードディスク5個からなるRAID構成をとっています。
通常は4個のハードディスクが稼動していて、4個中1個は検査用ディスクになっています。つまり、ハード的な異常を検出します。 ディスククラッシュが生じても、別に用意している(5番目の)ディスクによって置き換えられます(ホットスペア)。
したがって信頼性が高いシステム構成になっています。 2003年1月14日のserver01の1日ダウンの反省からこのような構成を導入するようになりました。
国内大容量コースはRAID構成ではなく、週に1度自動的にバックアップをとっています。ディスククラッシュ時は、サーバ管理者が現地に行って対処するので復旧に時間がかかります。
したがって、商用であれば国内大容量より国内高速、国内高速大容量がおすすめです。
処理速度(XeonとPentium3)
国内高速、国内高速大容量コースのサーバ(Xeon
2.0GHz 2CPU)も、国内大容量コースのサーバも安定していますが、 処理速度が10倍以上違います。また、国内高速、国内高速大容量コースのサーバはRAID5であるので、
ハードディスクからファイルを並列に読むことができ、ファイル読みの速度が最大で3倍速くなります。 RAID1(ミラーリング)と比較しても断然高速です。
また、大容量コースでは、国内高速、国内高速大容量コースのサーバの能力に比べて 多くのサイトが入っているので大きな負荷がかかっています。
特に、ピーク時のサイト表示やメール送受信が遅くなります。したがって、商用では国内高速、 国内高速大容量コースがおすすめです。とはいいながらも、国内大容量コースは、当サーバ設立時(2002年7月)からある人気のコースのひとつで、苦情がありながらもコース変更しないユーザがたくさんいます。
日本テレコムIDC 帯域保証100Mbps
日本テレコムIDC(旧ケーブルアンドワイアレス)のバックボーンは、回線の高速性を売り物にしている レンタルサーバ業者やハウジング業者がこぞって利用しているキャリアです。
特に、2004年8月からインターネットへの接続が帯域保証100Mbpsとなっています。 帯域保証というのは、ベストエフォート(保証はないがキャリアの方で最大限努力する)とちがって、インターネットと必ず100Mbpsで接続するという意味です。
当サーバは、2002年12月からマルチメディアコースを除いたサーバを日本テレコムIDC社のデータセンター(大阪)に移しています。
データセンター環境として下記の点が特徴的です。
- 安全な設備(UPS(CVCF)を備えた電源設備、完全冗長構成を持つ空調0M設備、耐震耐火構造)
- 強固なセキュリティ
(警備員による24時間体制の入退局管理、カードキーを使った入退室のコントロール、監視カメラによるセンター内の監視、
ラックごとの専用鍵)
- 安定した運用管理(日本テレコムIDCの係員が、24時間 365日監視していて、サーバ再起動などの一時保守に応じる)
当初(2002年12月)は(専用)1Mbpsの帯域幅でしたが、徐々に増速が進み2004年8月に(専用)100Mbpsの帯域幅となっています。
現状のトラフィックと比較して十分な回線速度が出ています(十分な余裕があります)。100Mbpsをうたっているレンタルサーバ業者も多いですが、
自社だけで100Mbps回線を占有しているのは、その中のごくわずかです。
マルチメディアコースのサーバ
これまで、server11, server12,server13,
server14は、 NACという東海岸のデータセンターにおかれていましたが、 2004年6月中旬からはハリケーンエレクトリックというデータセンター(米国
シリコンバレー)におかれます。 日本の専用サーバのレンタルサーバで回線の安定性高速性をうたっている他社が同じデータセンターを 利用しています。西海岸にあるためping値が小さく、また回線速度も海外サーバとしては十分な速度が出ています。
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